マイスター制度と社員教育
南勢流マイスターとは
NANSAYの目指すマイスターとは、「心」と「技」と「情報」が基本となります。
「心」とは、金型加工への思いやりであり、次の工程はお客様であるという意識を持つことであります。
「技」とは、現在の技術に満足することはなく、自身を磨き、さらに高みを目指すことにあります。
「情報」とは、固定観念にとらわれず、顧客の意見や新しい技術情報を積極的に取り入れることにあります。
これらが、工場作業者だけではなく全社員に理解され、その意識に浸透したとき、お客様の信頼は一層ゆるぎのないものとなると確信します。
そしてNANSAYの進化は止まることなく、次代に向って突き進みます。
日々の作業は否応なく慌ただしく流れてゆきます。
何も考えることなく淡々とこなしていってもそれなりに作業は進んでゆきます。
しかし、本当にこの方法しかないのか?新しい加工方法があるのでは?
などと常に意識を集中すると、新しい意欲がわき上がってきます。
日々新鮮な意欲を持って機械に向き合うとき、
機械は体の一部となって意のままに動き出します。
南勢が目指すもの
技術ノウハウを次代に伝承することの必要は、NANSAYの課題ではありますが、
これを従来の徒弟制度のような伝承では、時代の進歩に追いつけません。
これまでも述べましたが、マイスターによって学ぶのは単に「技術」だけではなく、
同時に人間教育も行っています。
NANASAYが次代を担う人材に伝えたいのは、マークに込められた「心」と「技術」であります。
同時に現在第一線で活動している私達自身も、奢ることなく謙虚に、更に技術の研鑚と、
産業を支える礎である自覚とともに、多くのお客様と共に歩むことを目指しています。